耳鼻咽喉内視鏡検査のスタンダードへ
耳鼻咽喉内視鏡検査に特化したエルゴノミックな操作部形状として、新しく「ピストルグリップ」形状を設計しました。
操作部の改良と合わせて、従来製品*と同等の高画質・先端の細径化を兼ね備えています。
さらに、軽量化、取り回しのし易さ、挿入性の向上を実現し、術者のストレスの軽減、
パフォーマンスの最大化に貢献します。
*ENF-VH/ENF-V3
片手操作に適したデザイン
アングルレバーとリモートスイッチを片手操作に適した配置へ設計しました。右手持ち左手持ちのどちらでもストレス無く操作ができる形状を目指しました。
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ピストルグリップは安定した把持に適したデザインであり、快適な内視鏡操作を提供します。
患者さんに対して直線的に挿入が可能となり、粘膜と内視鏡との干渉を軽減し、従来製品*よりもさらにスムーズで効率的な内視鏡検査に貢献します。リモートスイッチもより押しやすい配置へと改良しました。
*ENF-VH/ENF-V3
操作部重量を30%*1削減
全体的なダウンサイジングに加えてユニバーサルコードを細径化したことで、従来のモデル*2と比べて30%操作部重量を削減しました。
*1:当社調べ *2:ENF-VH/ENF-V3
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広画角
ENF-VH2は視野角110°の広画角レンズを採用。画角の広さと画質、配光性の向上により、一度に広範囲の観察が可能となりました。
*ENF-VH2 のみ
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優れた配光性
独自の先端設計により、配光性が向上。観察部位を四隅まで明るく照らし出します。
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先端部分にレンズが一体成型された透明樹脂を採用。配光範囲の拡大を実現しています。
プリフリーズ機能
VISERA ELITE は、常に一定の間隔でプロセッサーに画像をキャプチャーし、撮影ボタンを押した時点と、その前のコマからブレの少ない画像を抽出するプリフリーズ機能を搭載。ENF-VH2およびENF-V4は、プリフリーズ機能に対応しているビデオスコープです。
イメージクオリティの追求
CCD の高密度化により、HD 対応を実現したビデオスコープENF-VH2。これまで以上に微細な観察をサポートします。
NBI 観察時にも微小血管の色コントラストが向上し、優れた視認に貢献します。
また、モニター画面でのフルスクリーン表示が可能です。
細径化の追求
ENF-V4 の先端外径は、2.6mm。さらに、先端外径と挿入部外径との差をわずか0.3mm に縮小。小児や鼻腔の狭い患者さんへの挿入も容易となり、より苦痛の少ない診断をサポートします。
また、CCD の高密度化により、画質の向上を同時に実現しました。NBI 観察も可能です。
*ENF-V4のみ
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通常光
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NBI
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NBI
NBI(Narrow Band Imaging)は、粘膜表面上の血管と組織をより見えやすくする、オリンパス独自の光学的な画像強調技術です。2 つの特定の帯域に狭められた光が、ヘモグロビンによって強く吸収されます。モニター上では粘膜表層上の毛細血管が茶色に、粘膜下組織内部の血管が青緑色に表示されます。
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通常光
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NBI
製品仕様
型式 | ENF-VH2 | ENF-V4 | |
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光学系 | 視野角 | 110° | 90° |
観察方向 | 0°(直視) | ||
観察深度 | 5.0 ~ 50mm | 3.5 ~ 50mm | |
挿入部 | 先端部外径 | 3.9mm | 2.6mm |
挿入部外径 | 3.6mm | 2.9mm | |
有効長 | 300mm | ||
湾曲部 | 湾曲角度 | UP 130°/DOWN 130° | |
全長 | 500mm | ||
NBI 観察 | 対応 |
別売アクセサリー
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ENT スコープハンガー MAJ-2145
ワークステーションまたはトロリーに取り付け、医療処置中に内視鏡を支えるためのスコープハンガーです。